誇り高くとどけたい。
自然栽培・保津ハーブ
『感じていただきたいのは、土地と人』
大きな夢をふくらませて天国にいった幸子さんの思いに共感してくれていた方々や地元の飲食店さんにも、この自然栽培ハーブはお届けしていましたが、さすがに全てそのまま問題なく運用していけるほどのマンパワーがなかったので、半年ほど手を離させていただいていたファームハウスNaNaの自然栽培ハーブを徐々に復活させてきました。
「自然栽培なら、種を撒いてほったらかしでいいの?」
いえいえ。そんなことはありません。自然のままに育ってほしいからこそ、それができる環境を整えてあげる必要があります。
それは、それぞれのハーブの適切な種まきシーズンに、しっかりとしておく必要があります。
保津地域は、亀岡の中でも、複数のルートから山の水が入ってきます。
それはお米にとっていいことですが、もちろん、水だけではありません。
そんな地域の土壌とか、そしてハーブに携わる人とか、勝手に生えているように見えても、そこには目には見えない大切なものが注がれているのです。
プロのためのハーブ
亀岡ハーブプロジェクトで育った各種ハーブに加え、卸先様を特定した栽培(品種指定の受託栽培/タイミングなどで必ずしも承れるわけではないのでまずはお問い合わせいただけましたら対応します。)もおこなうこともゆくゆく計画をしていきます。
例えば、ちょっとおもしろいのがパクチー。
東南アジア系、特にベトナム料理などではマストな香草と言えば、やはり「パクチー」。
いくつかの品種があるのは確かですが、概ね、一般の方が知るパクチーの香味は、ほぼ同じような認識だと思います。
現NaNaオーナー(夫・信寿)も、海外で仕事をしていた経験も多々あることからも、パクチーも本場でよく食べていたのですが、この自然栽培をスタートして気づくことがありました。
それは、独特な香草キャラクターでもある「パクチー」も、土と水が変わると風味も変わってくるという感覚です。
【天寿菜菜ブランドから生まれた『保津パクチー』】
もともとの土壌の質の違いもあるでしょうし、日々吸い上げる水の質も異なるわけですから、「パクチーが持っている香りと味のが違う?」という感覚で、パクチーとしての「クセ」的な風味はやわらかくなり、より日本人好みのパクチーに育っているように思うのです。
パクチーが栄養価が高いものとして、一時期、いろんなところでパクチーを食べれるようになっていましたが、今は少し落ちついて来ています。それはひとつの流行と見ることもできますが、今も全く出回ってないというわけではなく、やはり、使用すべきところに使用されているのが実感です。
しかしながら、この亀岡の保津地域で育ったパクチーについて、あえてお伝えしたいのは「香味の絶妙な違い」なのです。
品種も2種類あります。
より繊細な味付け、絶妙なニュアンスをお料理に表現されるシェフさん、あるいは、日本料理における料理人さんには、是非この違いを、さらに活かしていただけたら、携わる者たちがさらなる美味しいハーブの栽培に思いを入れてくるでしょう。
『保津パクチー』のみならず、さまざまなシーズンで育てていくハーブたちも、天寿菜菜・保津ブランドを乗せて、素材を大切にされている料理人さんのもとへ行ってくれたらと願っています。
当方のプロジェクトで育つハーブ類は、百貨店さんや飲食店さんへ卸させていただくことが可能です。
ただ、飽くまで自然のまま、そのハーブたちの最適な季節に最高の香味で育つためにも、品種によってあるものとないものが出てくることをご了承いただきたいと思います。
ある一定の量をお引き取りいただけるお約束をいただける場合は、専用農地のご用意も検討させていただきます。
まずは、ご希望のハーブが定まっていたりするようでしたら、お気軽にお問い合わせください。
日本の風土にて育つハーブであれば、いろんなものを栽培できます。
※実際の栽培は畑で行っています。