

米づくりを絶やさないために

契約栽培プロジェクト2026
◆ 天寿菜菜「あさひ米」受託栽培 ◆
(他品種の受託栽培についてはご相談)
2024年、日本は思いもよらない米不足に見舞われました。
流通量の減少、価格の高騰、しかし進んで来た減反政策や生産者の高齢化、機械類や肥料などのコストの上昇、そして何より、それでも生産者の収入は上がらないという現実の中で、日本の米作りはどうなっていくのかについては明るい未来は見えていません。
「天寿菜菜米 あさひ米」は、私自身と少数の仲間で作ってきましたが、販売当初からその付加価値をしっかりとわかっていただける品種と品質、栽培方法と労力をもって暴利ではない相応の利益を入れて値付けをさせていただいております。
その視点から見ると、価格が高騰しているとは言われていますが、「天寿菜菜 あさひ米」のスタンスはこれからも変わることはないかわりに、食べていただいた方々が国内外問わず納得していただけるような品質の高い美味しいお米を提供し続けたいと思っています。
京都・亀岡においても生産者の高齢化に伴う耕作放棄地の増加は避けられない現実です。
私の世代も決して、若い世代ではないのですが、それでも現実と照らしてみるとまだ「若い」うちに入ります。
耕作放棄地は増え、生産者は減り、どんどんかつて田であったところも荒れたり、畑に変わったりというところが増えていっています。
2024年産を含めた過去米も、国が関わって市場価格を下げるように働きかけていますが、それが本当に「米つくり」の未来にとっていいものなのでしょうか?
未来にむけてはじめよう




おかげさまで、その品質と栽培方針にご共感をいただいた販売店様や個人のお客様からは毎年、収穫期前からたくさんのお問い合わせやご予約をいただいている天寿菜菜「あさひ米」。
これまでは品質を高く保持するためにも、作付面積を簡単に拡大することは避けてきました。
一方、2025年からはさらなる耕作放棄地を使ってのご相談が増えたこともあり、「米作りに興味がある人」から「米を作る(作れる)人」を増やし、耕作放棄地を活かし、そしてさらに2026年から作付面積を拡大していくことを計画しています。
これまでは収穫量を増やすにあたって2つの課題がありました。
1つはマンパワーの課題。そしてもう1つは販路の課題。
「天寿菜菜 あさひ米」はそのブランド力を年々増しており、決して安売りをするお米ではありません。それゆえ、無計画な作付面積の拡大には販路の課題をクリアする必要があったのです。
おかげさまで、2025年産のものは、全て速やかに納品先が決まる見込みが立っています。
そこで、2026年産については、「契約栽培」という販路を確定したプロジェクトを実行する予定です。
また、あさひ以外の品種にいては原則お断りしますが、いずれにしても、休耕田の活用・生産者の育成・米作りの継承者を増やすことを目的として私なりに来年への新しい挑戦をして参りたいと思います。
ご興味がある方は以下に概略を掲載いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

【プロジェクト概要】
① 受託対象者について
飲食企業・小売店・製造業 等
あらかじめ所定の量のお米を納品する前提にて委託者の希望量の収量を確保できる作付を行い、新米を納品いたします。
尚、納入価については着手前に確定します。
※受託の際に定めた最大量までは全量購入をいただくことが前提となります。規定収量に満たない場合は、予め定めた単価での出来高分の購入をいただく形となります。
② 栽培支援者に係る募集
米作りを学びたい方・応援してくださる方等
※2026年の受託に応じて、担当水田などの決定をしています。尚、受託が特にない場合、あるいは少ない場合は募集をおこなわない場合がありますが、まずはご興味があればお問い合わせください。

OKUNOMURASAKI
